大学概要・3つのポリシー
創設者 高碕達之助の思い
創設者、高碕達之助「食料は人の命に関わるものであり、食品の仕事に従事する者は、心の正しい人でなければならない」という思いは、現在も脈々と受け継がれています。
本学は、建学の精神「心正しく、誠実と勤労の精神を尊び、包装食品工学に関する理論と技術をあわせ修めた包装食品業界の担い手を育成する」のもと、グローバルな視野に立ち、健全な精神と優れた能力を持つ人材の育成を教育の重点に置いてきました。
そして、創設者の遺志を引き継ぎつつ、更なる発展と社会への貢献を目指し、次世代に向けて、施設・設備の大幅なリニューアル、新規実習設備の導入、教育内容の見直しなど、時代のニーズに合った教育・研究環境へと変貌しています。
「包装食品製造の理論と技術を未来につないでいく者を育て、次世代に向けた包装食品製造の研究を行う」
それが本学の使命です。
- 1885年 大阪府高槻市に生まれる。
- 1917年 東洋製罐株式会社を設立
- 1938年 東洋罐詰専修学校(本学の前身)を設立
- 1942年 満州重工業開発株式会社の総裁に就任
- 1952年 電源開発株式会社の初代総裁に就任
- 1954年 経済審議庁(のちに経済企画庁)長官に就任
- 1958年 通商産業大臣に就任(経済企画庁長官・科学技術庁長官を兼務)
- 1959年 大日本水産会の会長に就任
- 1964年 逝去、正三位・勲一等旭日大綬章
教育研究上の目標
- ●包装食品製造を支える「食材」「容器」「食品加工」「充填」「密封」「殺菌」「保管」の各工程に関連した専門知識や技術を身につけるとともに、包装食品製造全体を見通す視野と応用力を養う
- ●包装食品製造に深く関係する各種資格の取得を奨励し、資格に裏打ちされた高い技術力を養う
- ●人格教育に基づき、包装食品製造を担うことができる人間性を醸成する
- ●包装食品業界の発展に寄与する実践的な研究を行う
東洋食品工業短期大学
卒業認定・学位授与の方針
(ディプロマ・ポリシー)
東洋食品工業短期大学は、建学の精神に基づき、以下に掲げる要件を充たした学生に対して、卒業を認定し、短期大学士(食品工学)の学位を授与します。
- ◆食の安全・安心を支える人間力、すなわち、包装食品製造に従事する上で欠かせない、責任感、誠実さ、および価値観を身につけていること
- ◆包装食品製造プロセスにおいて、各工程の役割と繋がりを理解し、問題解決を行う資質(知識、技術、応用力)を身につけていること
- ◆自らの意見を相手に正しく伝えられるとともに、相手の意見を傾聴できるコミュニケーション能力を身につけていること
- ◆すべての必修科目を含む合計63単位以上を修得していること
東洋食品工業短期大学
教育課程編成・実施の方針
(カリキュラム・ポリシー)
東洋食品工業短期大学は、卒業認定・学位授与の方針に記載した学修成果を学生が獲得できるよう、以下に示した方針に従って教育課程を編成・実施します。
- ◆知識偏重に陥らないようにするため、実習・演習・実験を主体とした科目編成を実施します。
- ◆自立的な学修を促すとともに、コミュニケーション能力を高めるため、実習・演習・実験においてグループ学修の機会を数多く設けます。
- ◆専任教員一人当たりの学生数を低く抑え、懇切丁寧な指導を行います。
- ◆学生一人一人が各科目間の繋がりを確認し、応用力を高めるため、学年末にステージゲートを設けます。これにより、学修到達目標を意識 することができるとともに、自らの応用力の進歩を明確に把握することができます。
- ◆学生が主体的に成長していくため、「卒業時の目標とする姿」を描かせ、その目標に向かって努力する過程を教職員がサポートします。
- ◆2年間で全ての必修科目を含む合計63単位以上の科目を修得できるよう、カリキュラムを設定します。
東洋食品工業短期大学
入学者受け入れの方針
(アドミッション・ポリシー)
- 1.本学の求める学生像
- 東洋食品工業短期大学は、本学で学ぶ目的意識・意欲、知識・能力を備えた、以下のような人を求めています。
- ◆「食の安全・安心」に強い関心を持ち、「包装食品製造」の理論と技術の両方を持ち合わせたエキスパートをめざす意欲のある人
- ◆自ら積極的に学習し、考え、行動して、課題を解決することに興味を持てる人
- ◆授業や学校行事等の身近な事柄について、周りの人々と一緒に取り組むことができる人
- ◆理系科目(特に数学と化学)と英語の基礎学修に取り組むことができる人
- 2.入学者選抜の方針
- 東洋食品工業短期大学は、以下の方法で、受験生の資質を多角的に評価します。
- ◆本学の教育課程にふさわしい学力を持っているか否かを、個別学力試験で評価します。
- ◆「包装食品製造」に対する学習意欲や人物像を、エントリーシート、小論文、面接、調査書において評価します。